症例紹介

髙田千年クリニックの症例紹介です。

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肺がん

1981年以来、日本の死因の第1位は悪性新生物(ガン)で、その後、今まで変わっていません。また、どのガンでもっとも多くの方が亡くなっているのか(原発部位別による死亡数)というと、実は肺ガンが第1位なのです。 現在、ガンは遺伝子に何らかの異常が起こることにより発生する、と考えられています。つまり遺伝子に傷や歪みができることにより、制御不能な異常な細胞集団が増殖する――これがガンというわけです。 肺ガン発生には、喫煙と密接な関係があることは周知のとおりです 、肺ガンで死なないため、肺ガンにならないために、まず何をするべきか、答えはもうおわかりでしょう。まずはタバコを吸わないこと、やめることです。 肺ガンにはこれといった特有の症状はないので、発見されるきっかけは、検診によることが多いのが普通です。 検診で異常影が指摘されると、次に精密検査を受けることになります。精密検査の目的は2つあります。1つは存在診断といって、本当に異常な影があるのかを確かめることです。存在診断は通常CTで行われます。 次に質的診断といって、実際にあった異常影が一体何なのか確定します。質的診断にはまずは気管支鏡、CTガイド経皮針生検などで、細胞診や組織診が行われます。それでも確定診断ができない場合には、胸腔鏡などを用いて、開胸肺生検が行われることになります。 精密検査で肺ガンと確定診断されると、治療を検討するためにガンの広がりを調べる検査(staging:ステージング)をします。MRI、超音波、CT、RI検査などで、ガンの転移の有無を確認し、治療の適応を決定します。

肺気腫

肺気腫の8割以上の患者が喫煙者です。肺気腫とは、肺胞の拡張、破壊により、息を吸うときには、肺に空気が入っていきますが、吐き出すときにうまく空気が肺から出て行かなくなります。自覚としては、体動時の息切れや息苦しさを感じてきます。その後、胸郭が前後に張り出したり,自分のペースで平地を歩いていても,安静にしていても呼吸困難を生じるようになります。

アスベスト肺

アスベスト肺は肺機能に異常を起こし、肺聴診で、パチパチという異常な 水泡音が聞こえます。アスベストにさらされた経験があり、胸部X線検査 または胸部CT(コンピューター断層撮影)検査で特徴的な変化 (胸膜の肥厚など)が認められれば、アスベスト肺と診断されます。 アスベストを吸いこんだために起こる胸膜プラークはカルシウムを 含むことが多く、胸部X線検査やCT検査で簡単に見つかります。 診断のために肺生検を行う必要があるのはまれです。 アスベスト吸引が原因の悪性中皮種で亡くなる方が80年代は100人ほどでしたが、2003年は878人と急増しています。 アスベスト輸入量が増加した期間と比例して、死亡者は今後30~40年の間に 10万人に達すると予測しています。 患者の大半は作業現場でアスベストを直接触っていたり、 出入りしていたりした人ですが、本人がアスベスト取扱い現場にいたことを 知らない人も多いです。
可能性がある作業現場とは
▽建築・ビル解体作業▽造船・船舶修理▽断熱・保温工事▽ボイラー、バーナー、溶鉱炉、スチームパイプ製造・修繕▽溶接・板金▽自動車修理工場▽電気製品製造▽塗装工場▽埃っぽい物の運搬▽ガスマスク製造▽消防隊員▽下水汚物・廃棄物関連▽宝石・貴金属の細工▽歯科技工士など。
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